米Microsoftは10月19日(現地時間)、マルチコアプロセッサ搭載サーバーに対するサーバーソフトウェアのライセンス供与の方法を、従来と同様にプロセッサ単位でライセンスすると発表した。同日より適用されている。
同社のサーバーソフトウェアはサーバーに搭載されたプロセッサ数に基づいてライセンス供与されている。しかし、IntelやAMDなどのプロセッサベンダーの多くがデュアルコアプロセッサやマルチコアプロセッサを発表していることから、ライセンス形態がどのようになるのか注目を集めていた。
今回の決定を受け、IntelのSolutions Market Development Group担当バイスプレジデント兼ディレクターのDeborah S. Conrad氏は、「ソフトウェアを、コア単位ではなくプロセッサ単位でライセンスするという今回のMicrosoftの決定は、マルチコアプラットフォームの利点をすべてのお客様に提供していくための重要な一歩となる」とコメントしている。
また、AMDのComputation Products GroupのMicroprocessor Business Unit担当コーポレートバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのMarty Seyer氏は、「AMDは、エンタープライズにおけるIT既存投資の有効活用に最大限の努力を傾けている。マルチコア用ソフトウェアに対する今回のMicrosoftの決定は、お客様を重視するAMDの方針に完全に一致するもの」とコメントしている。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(日本語抄訳)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2090
( 福浦 一広 )
2004/10/21 15:01
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