NEC、顔認識技術やM2Mプラットフォームを活用し韓国で顧客情報分析クラウドサービスを提供


 韓国の新世界I&C、韓国NICE信用評価情報、日本電気株式会社(以下、NEC)の3社は21日、韓国において顧客情報分析クラウドサービスを提供開始したと発表した。

 このサービスでは、NECの性別・年齢層自動認識システム「Field Analyst」の顔認識技術などを利用して、取得した顧客や来場者の年齢、性別、訪問者数をパターン分析。気象情報や周辺商圏の売り上げ情報、顧客流入パターン分析情報を組み合わせて、流通店舗、公共施設、イベント業者などに提供する。また、POSなどの購買情報と連携させ、売り場ごとの購買転換率を分析することも可能となる予定で、売り場のより効率的な運営・管理を支援するとした。

 なおこのサービスのデータ収集・蓄積には、NECのM2Mデータ処理プラットフォーム「CONNEXIVE」を活用しており、将来的には、収集・蓄積したデータを2次活用した情報提供サービスへの展開も計画する。またNECでは、韓国での取り組みをもとに、CONNEXIVEと顔認識技術を活用した顧客情報分析クラウドサービスを、アジア地域をはじめとしたグローバルに提案するとのこと。

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