ドリーム・アーツとニフティ、コクヨグループの業務プラットフォームをクラウド化

　株式会社ドリーム・アーツとニフティ株式会社は、コクヨ株式会社をはじめとしたコクヨグループが、業務プラットフォームをクラウド化したと発表した。ドリーム・アーツの企業情報ポータル型グループウェア「INSUITE」、BPM型Webデータベース「ひびき Sm@rtDB」の両製品を、ニフティのパブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」上へ移行し、10月から利用を開始している。

　コクヨグループでは、「場所」や「時間」の制約を受けない未来の働き方への変革を実現するためには、すでに大量導入を決定しているタブレット端末の業務活用やグローバル化を見据えて、業務プラットフォームの再構築が必要と判断。従来、業務サイトを統合するポータルとして利用してきたINSUITEと、1000個を超える業務データベース群が実装されているひびき Sm@rtDBのクラウド化を行った。

　こうした、コミュニケーションツールや業務のプラットフォームのクラウド化により、コクヨグループはネットワークやセキュリティの制約から解放され、いつでもどこでも同じレベルの業務パフォーマンスが発揮できるようになったとのこと。またシステム部門は、インフラやアプリケーションの運用維持にかかる負担を大幅に削減でき、より戦略的な情報活用の分野にリソースを振り向けられるようになったとしている。

　なおクラウド基盤にニフティクラウドを採用したのは、ファイアウォールなどの多様なセキュリティ機能を持ち、国内データセンターで安心・安全なインフラ運用を行っている点が評価されたため。さらに、コントールパネルからサーバーの追加、各種オプションの設定などを容易に行えるので、利用者増加や利用シーンの変化にも、迅速かつ柔軟に対応可能になったとのこと。