ネットワンパートナーズ、消費電力可視化・削減ソリューションを発売


消費電力を可視化したダッシュボード

 ネットワンパートナーズ株式会社は20日、米JouleXのオフィス・データセンター向け消費電力可視化・削減ソリューション「JouleX Energy Manager」を発売した。

 JouleX Energy Managerは、ネットワークに接続されたICT機器の消費電力をエージェントレスで自動的に収集し、事前に設定したルールに基づいて制御。消費電力・電気料金・CO2排出量をグラフ形式で可視化する機能や、設定ルール適用後の消費電力シミュレート機能も備え、消費電力の改善につなげられるという。

 例えば、オフィス内では平日夜間や休日に使用していないPC・モニタや、部門代表電話以外のIP電話を自動的にシャットダウンするように設定することで、省電力化が図れる。

 また、データセンター内では、VMwareの仮想マシン管理ツールであるvCenter Serverと連動し、夜間や休日など仮想マシンに必要なリソースが少ない時間帯に、JouleX Energy Managerで設定したパラメータや取得値に応じて仮想マシンを集約することで、一部のサーバーをスタンバイ化することが可能という。

 価格は、オフィス向け(従業員500人程度)が285万円、データセンター向け(ラック100本程度)が2880万円。

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(川島 弘之)
2012/11/20 15:57