NEC、タブレット端末とGPSの連携で点検精度を高める「SmartMaintenance」


 日本電気株式会社(NEC)およびNECエンジニアリング株式会社は7日、タブレット端末とGPSの連携で点検精度を高める巡視・保守点検システム「SmartMaintenance(スマートメンテナンス)」の販売を開始した。

 SmartMaintenanceは、保守管理サーバーに蓄積されている管理情報・点検履歴や資料、検査ノウハウなどの最新データを、ネットワーク接続したタブレット端末でリアルタイムに参照できるシステム。

 タブレット端末に搭載されているGPSを使用し、地図アプリなどと連携させることで作業者のたどった経路を確認できる。通常のタッチパネル操作による点検結果入力に加え、管理情報が登録されたRFタグをRFIDリーダーで読み取ることで対象物の管理情報が表示され、点検対象の誤識別防止が可能。タブレット端末上で点検進捗状況の確認や未点検項目の抽出ができるため、点検漏れや異常の早期発見ができる。

 価格は最小構成で200万円(税別)から。今後は、作業遅延時や点検異常時にFAXやメール、音声で保安員に警告・通知する「一斉情報配信機能」(2013年春提供予定)や、クラウドサービスへの対応などの機能拡充も検討していく。同システムは、11月8日~9日開催の「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2012」で動態展示を行う。

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