鹿児島銀行、CTCの支援で仮想化共通基盤を導入へ~サーバー台数の9割減を見込む


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は31日、株式会社鹿児島銀行の仮想化共通基盤を構築したと発表した。仮想化技術を利用することで、138台あったサーバーを12台に統合しているとのことで、CTCでは、構想策定から構築、リモート・運用監視サービスまでを提供しているという。

 鹿児島銀行では今回、CTCのITインフラ最適化コンサルティングサービス「SOIDEAL」を利用し、勘定系システムを除く情報系システムの、仮想化共通基盤への統合を決断した。今後、システム更改を迎えるシステムから順次移行する予定で、5年間での完全移行を計画している。

 更改後は、サーバー台数を90%削減することにより、省電力化、省スペース化を実現し、ITコストと電力量を5割以上削減できると見込んでいるとのこと。また、行内のサービス・運用を標準化し、運用負荷の軽減と業務効率化も図るとした。

 なお新システムの導入後は、24時間365日の遠隔運用監視サービス「RePlavail」を導入し、仮想化共通基盤の安定稼働とリソース最適化を実現するとしている。

関連情報
(石井 一志)
2012/10/31 14:34