タワレコ、新会計・人事給与システムにSCSKのERPパッケージを採用


 SCSK株式会社は26日、ERPパッケージ「ProActive E2」がタワーレコード株式会社(タワレコ)の新会計・人事給与システムに採用され、本番稼働を始めたと発表した。

 タワレコでは旧業務システムにおいて、1)表計算ソフトを用いる手作業があることで業務効率改善が困難であったこと、2)会計と人事給与システムの分散によって会計基準などの制度改正へ迅速に対応するためのシステムメンテナンス負荷が高かったこと、3)旧システムが保守期限を迎えるため、将来の環境変化に対応可能なシステム基盤の構築が必要なこと――といった課題を抱えていた。

 タワレコではこれら課題を踏まえ、業務効率の改善、TCOの低減を実現するためには、豊富な機能を有し、会計と人事給与が同一環境で稼働するERPパッケージが最適と判断。各社のERPパッケージを比較検討した結果、以下の3点を評価し、ProActive E2を採用した。

 評価点は、a)豊富な機能を有し業務要件への適合率が最も高く、表計算ソフトを用いた手作業の削減や承認ワークフローによる円滑な業務遂行が実現され、業務効率が改善できること、b)会計と人事給与を同一環境で稼働するため、システム機材の統合による運用コストの低減、システム運用業務の集約によるメンテナンス負荷の軽減が実現できること、c)標準機能を生かした導入のため、今後の制度改正やITインフラの進化などにもパッケージのバージョンアップで容易に対応でき、環境変化に強いシステム基盤を構築できること――としている。

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(川島 弘之)
2012/10/26 14:30