デル、Windows 8搭載企業向けタブレット「Dell Latitude 10」


デル株式会社 マーケティング統括本部 リレーション製品マーケティング本部 シニアマーケティングマネージャ 大橋 忍氏

 デル株式会社は10月23日、10インチディスプレイを搭載したタブレット「Dell Latitude 10 standard」(以下Latitude 10」を10月23日より受注開始すると発表した。価格は8万9800円から。

 デル株式会社マーケティング統括本部 リレーション製品マーケティング本部 シニアマーケティングマネージャ 大橋 忍氏は、バッテリーを交換可能とし、またmicroUSBを充電用に装備。市販のバッテリーから充電可能とし長時間の使用も可能とした点を説明。また、ドッキングステーションをオプションで用意。ドッキングステーションを利用することでデスクトップのような生産性を実現したと述べた。また、サポートやセキュリティも配慮。法人のニーズに応えるタブレット製品に仕上げたと述べた。

 Latitude 10は、OSはWindows 8、Windows 8 Proから選択可能。ディスプレイは10.1インチ(1366×768ドット)の静電容量式マルチタッチディスプレイ、CPUはIntel AtomプロセッサZ2760 1.8GHzを採用。メモリは2GB DDR2 SDRAM(800MHz)を内蔵、HDDは発表時は64GBのみだが、追って128GBも選択可能となる。

 法人向けのため、Microsoft System Center Configuration Manager(SCCM)など既存のリモートシステム管理ソリューションまたはDell KACEアプライアンスを利用しての統合管理に対応。翌営業日オンサイトサービスが標準で利用できるほか、3年保証をつけた場合にはグローバルサポートも利用できる。

 マグネシウム合金のフレーム内蔵デュアルアレイマイク、前面・背面にはWebカメラを装備し、Microsoft Lyncと合わせて利用することでオンライン会議にも対応する。また、TPM 1.2を実装し、Widows 8 Proの標準機能であるBitLockerと組み合わせることでドライブの暗号化が可能となっている。

 バッテリーは交換可能で、30Whまたは60Whから選択できる。インターフェイスはUSB 2.0×1、microUSBチャージポート×1、miniHDMI×1、ステレオヘッドフォン・マイクロフォンコンボジャック×1、SDカードスロット×1を装備する。microUSBポート装備により、市販のタブレット・スマートフォン用バッテリーによる充電が可能。通信はBluetooth、Wi-Fiに対応。

 オプションでドッキングステーション、ワコム社製のアクティブスタイラスペンを用意。ドッキングステーションは、ギガビット対応のイーサネット×1、USB 2.0×4(背面3、前面1)、HDMI×1、オーディオジャック(前面)、電源コネクタを装備する。サイズは274×176.6×10.5mm、重量は725g。

 なおデルでは、法人向けのUltrabookおよびタッチ対応一体型デスクトップ機も近日発表予定だとしている。


Windows 8搭載の法人向けタブレット「Latitude 10」(別売のドッキングステーションに装着)近日中に法人向けUltrabook、タッチ対応一体型デスクトップも発表予定
マグネシウム合金のフレームを採用交換可能なバッテリーに加え市販のバッテリーが利用できるmicroUSBポートを装備
TPM1.2を実装しており、BitLockerを利用してドライブの暗号化が可能各部の説明
オプションでドッキングステーションを用意Latitude 10の仕様


関連情報