NEC、事務所や店舗などの構内設置に適したタワー型NAS「iStorage NS300Tc」


 日本電気株式会社(以下、NEC)は17日、NAS製品「iStorage NSシリーズ」のラインアップに、Windows Storage Server 2008 R2ベースのタワー型「iStorage NS300Tc」を追加すると発表した。NAS機能に加えて、iSCSI SAN接続もサポートしている。

 「NS300Tc」は、最大20TBのHDDを内蔵可能な中堅・中小企業向けのタワー型NAS製品。一般的な動作環境温度よりも5度高い、耐環境温度40度に対応しているほか、NEC独自の目詰まり検出機能付き防じんフィルタ、電源と冷却ファンの冗長化などをオプションで追加でき、事務所や店舗の構内設置時にも安定した稼働を実現している点が特徴という。さらに、同時に2台のHDDで障害が起こってもデータを保護できるRAID6に対応しており、データの可用性も高めているとのこと。

 また、最新のデュアルコアCPUであるPentium 1403、最新RAIDコントローラなどの採用によりファイルサーバー性能が向上しており、多くのクライアント端末からのアクセス時にも安定した性能を提供。加えて、電力消費を抑止するパワーキャッピング機能、構成や負荷に応じて冷却ファンの動作をきめ細く制御する機能によって、システムの省電力化を支援するとした。

 HDDはホットスワップ対応の3.5型SATA HDDを採用しており、ラインアップには「4TB標準搭載モデル」と「8TB標準搭載モデル」を用意する。両モデルとも、拡張用ディスクベイオプションを搭載することにより最大4台のHDDを追加でき、8TB標準搭載モデルでは20TBまで容量を拡張可能とのこと。

 価格は、4TB標準搭載モデルが54万8000円(税別)から、8TB標準搭載モデルが59万8000円(税別)から。


iStorage NS300Tcオプションの防じんフィルタ
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