インフォコム、Webを通じてPDF化した帳票を配信できるクラウドサービス


 インフォコム株式会社は16日、企業間でやり取りされている請求書や支払い通知書などの帳票類を電子化し、クラウド上で配信する「クラウド型帳票Web配信サービス(仮称)」を発表した。11月より提供開始する。

 今回発表されたサービスは、現在は郵送などの手段でやり取りされている企業間の帳票を電子化し、インターネット経由で配信するもの。請求書、支払い通知書など帳票のPDFデータを、インフォコムが提供するクラウド上のサービス基盤にアップロードするだけで、送り先へ容易に配信できるという。

 また、帳票検索、データ活用、保管、メールによる一斉配信通知、一括ダウンロード、未読管理による未閲覧者への催促通知など、帳票活用基盤として用いるために便利な機能を搭載した。

 なお、電子データとしてやり取りすることにより、送り元の企業では郵送コストや紙への出力コスト、また企業ごとの仕分けや封筒への封入といった作業にかかる人件費を削減できる点がメリット。一方の送り先企業でも、受け取りまでの期間が短縮できる、帳票の再発行依頼がしやすくなる、社内システムへデータを取り込む際の手間が省ける、といったメリットを得られるとのこと。

 インフォコムではこのサービスについて、5年で累計300社、20億円の売り上げを目標としている。

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(石井 一志)
2012/10/17 06:00