富士通、導入・運用が容易な中堅・中小企業向けバックアップアプライアンス


 富士通株式会社は16日、バックアップアプライアンス「ETERNUS BE50」を同日より販売開始すると発表した。業界で高いシェアを持つシマンテックのバックアップソフト「Symantec Backup Exec」を活用し、さまざまな機能を付加しているという。ラインアップにはタワー型とラック型の2モデルが用意されており、価格は150万円(税別)。

 「BE50」は、中堅・中小企業向けに提供されるバックアップアプライアンスで、ハードウェア、ソフトウェアを事前構成し、基本設定をあらかじめ行った状態で提供されるため、構成設計の検討は不要。同梱されている、富士通が開発した設定・運用ツールを利用すれば、アプライアンスの設置後に素早く環境を構築し、運用を開始できるという。

 またこの設定・運用ツールでは、バックアップジョブの設定、監視、リストア作業、スケジュール変更などの各種設定変更操作を容易に実行可能。さらに、標準で装備する遠隔レプリケーション機能により、事業継続用途でも活用できる。

 なお、ストレージの論理容量は4.5TB(RAID5構成時)だが、データの重複排除や圧縮といった機能を標準で装備しているので、実質45TB程度の容量として活用可能とのことだ。

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(石井 一志)
2012/10/16 11:47