TIS、アプリ開発者向けPaaS「eXcale」ベータ版を提供

　TIS株式会社は15日、アプリ開発者向けPaaS「eXcale（エクスケール）」ベータ版の提供を開始した。専用ページでユーザー登録するだけで即時に無料で利用できる。

　eXcaleは、Webアプリの開発・公開に必要なインターネット接続、Webサーバー、データベースサーバーがあらかじめ用意されたPaaSで、最短30秒でインターネット上にアプリを公開できるという。

　現時点では、Ruby、Java、PHP、Node.jsに対応し、アプリの負荷に応じたオートスケールと負荷分散の機能を備える。また、フレームワークの制限なし、利用可能なAPIに制限なし、インフラ基盤にAmazon Web Servicesを利用するとしている。

　特に、先行きが不透明な新規サービスの立ち上げ時や、キャンペーンサイトなど、予算に限りある小規模なプロジェクトがスモールスタートする場合に最適とのこと。

　今回のベータ版公開は、正式公開に向けた性能や機能の評価、品質の向上のために実施。専用ページでメールアドレスによるユーザー登録後、アプリのランタイム、データベース、Git（ソースコード管理を行うOSSのバージョン管理システム）リポジトリとユニークなURLが提供される。

　正式公開は2013年4月を予定。以降はインスタンス利用時間に応じた従量課金制を採用し、一定のインスタンス利用時間までは無償で提供するという。