米Oracle、iPadからクラウド上の業務アプリケーションへの容易なアクセスを実現する「Fusion Tap」


 米Oracleは2日(米国時間)、業務アプリケーションを利用しやすくするためのiPad向けアプリ「Oracle Fusion Tap」を発表した。Apple App Storeで提供されるこのアプリをインストールすると、SaaS型業務アプリケーション「Oracle Application Cloud Services」をiPadから容易に利用できるようになるという。


 Fusion Tapは、クラウド型業務アプリケーションを利用するためのiPad向けクライアントツール。ユーザーの役割に応じた操作画面により、指先ひとつで必要な機能や情報を呼び出せるほか、オフライン機能も備えており、インターネット接続の有無に関係なく利用できるという。

 また、「connect(接続)」「analyze(分析)」「work(作業)」という3つの中心的な分野に機能をグループ化しているため、ユーザーは必要な機能を直感的に選んで利用でき、作業後、迅速に次の業務に移れるとした。

 現時点では人事管理や営業管理などで利用の利用をサポートし、動作するアプリケーションを順次拡充していく予定。またSDKについては現在は提供されていないが、今後の提供を計画しているとのこと。

 なお具体的な利用シーンとしてOracleでは、安全が確保された上で業績評価指標にアクセスし、日常的に行われる人材マネジメントや営業支援に利用したり、適切なタイミングで適任者とコミュニケーションをとって問題を素早く解消し、業務における障害を早く取り除いたり、といった利用法を紹介している。

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