EMCジャパン、コーディング作業が不要な文書管理システム「EMC Documentum D2」

　EMCジャパン株式会社は2日、全社規模の文書管理システムを構築できるコンテンツ管理ソリューション「EMC Documentum D2」を発表した。コーディング作業を行わずにカスタマイズが可能なほか、ワンクリックで必要な情報にたどりつくことを目標に開発されており、エンドユーザーのトレーニングも最小限で済むという。

　「EMC Documentum D2」は、大規模な文書管理システムを容易に構築可能なコンテンツ管理ソリューション。コーディング作業を行うことなくシステムを構築できる点が特長で、ユーザーは必要な設定をするだけでユーザーインターフェイスや使用する機能を変更可能なため、本番稼働までの時間とコストを削減できる。

　またユーザーインターフェイスも、エンドユーザーの使いやすさを追求してウィジェット/ガジェット技術を取り込むなどの工夫がなされており、例えばGoogleマップやカレンダーなどの取り込みが可能。部門単位、特定業務単位での文書管理はもちろんのこと、利用目的・用途に応じて機能や多様なビューをエンドユーザー自身が自由に選択できることから、全社レベルでの文書管理システムの基盤ソフトとして最適としている。

　価格は500万円（税別）から。

　なおEMCジャパンでは、「Documentum D2」をベースに各業種のベストプラクティスを集約した、業種別ソリューションの開発を進めているとのことで、2013年には、製薬業向けLife Scienceソリューション、エネルギー業界およびEPC（設計・調達・建設）業界向けのEPFM（プラント設計および設備管理）ソリューションを提供する予定だ。