クラウドストレージをファイルサーバーのように利用できるアプライアンス「storagebox」


 ビープラッツ株式会社は1日、クラウドストレージサービスを容易に利用できるようにするゲートウェイアプライアンス「storagebox」を発表した。12月より販売開始する予定。

 「storagebox」は、企業が社内のファイルサーバーと同じようにクラウドストレージサービスを使えるようにするアプライアンス。storagebox内のキャッシュディスクにデータを一次保管し、順次クラウドストレージ側に転送する方式を採用しているので、社内からのアクセス速度を落とさずに利用できるという。

 また、データはstorageboxで圧縮されてからクラウドストレージに送られるので、直接クラウドストレージにファイルを保存する場合の約半分程度の使用量に抑えられ、割安にクラウドストレージを利用できるとのこと。さらに、転送されるデータは暗号化に対応するほか、暗号化などの設定情報はUSBメモリに書き出せることから、万一ハードウェアが故障した場合でも、安全に復旧できるとのこと。

 なおクラウドストレージは、業界最大手のAmazon Web Servicesの「Amazon S3」に加えて、ニフティの「ニフティクラウドストレージ」、Yahoo!(IDCフロンティア)の「Yahoo!クラウド ストレージ」、クララオンラインの「SolaCloud Private」といった国産ベンダーにも対応。複数のクラウドサービスへの分散もサポートしている。

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