ティ・アイ・ディ、マルチOS環境に対応したアーカイブストレージ「MassCareRAID ADA」


 株式会社ティ・アイ・ディは30日、ストレージ製品群「MassCareRAIDシリーズ」のラインアップに、アーカイブストレージ「MassCareRAID ADA」を追加すると発表した。9月3日より販売開始する。

 「MassCareRAID ADA」は、多様な環境でのアーカイブに対応したストレージ。Windows、Mac OS、Linux、UNIXといった各種OSに加えて、Apple XsanやQuantum Stor Next File Systemなどが持つ専用ファイルシステム、Isilon、NetApp、BlueArcといったストレージ装置からのアーカイブにも対応する。

 また、ファイルレベルでの重複排除(重複除外)機能を備えており、アーカイブデータを最小限にとどめられるとのこと。

 なお、製品は管理サーバー部分とストレージ部分から構成され、管理サーバー部分は1Uラック型、ストレージ部分は2Uラック型の筐体を採用。ストレージ部分には1TB SATA HDDを12台搭載しており、RAIDは0/1/3/5/6/10/30/50/60をサポートする。

 価格は最小構成時で469万8000(税別)からで、別途、導入作業費用と保守費用が必要。なお最小構成には、9.3TB(RAID 5+ホットスペアHS構成時)のうち5TBまでをアーカイブストレージとして使用できるライセンスがバンドルされる。

 TIDでは、映像制作現場や学術研究機関などで利用されるMac OS環境を中心に、Windowsファイルサーバーを含むマルチOS環境に向けて販売活動を行い、初年度20セットの販売を見込む。

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