クオリカ、VMware Viewを活用したDaaS型サービス~自社導入のノウハウを生かして提供


 クオリカ株式会社は29日、企業のワークスタイル改革を支援するソリューション「Thin Office」を発表した。第1弾としては、クオリカ社内での導入経験を生かして、VMware Viewを活用したクラウド型デスクトップサービス「Thin Office VDI」を9月1日より提供開始する。

 Thin Office VDIは、VMware Viewを利用した仮想デスクトップをクラウドサービスとして提供するDaaS(Desktop as a Service)型サービス。クラウドサービスであるためサーバーの自社導入などは不要なほか、クオリカのデータセンター(QDC)でPC機能のCPU、メモリ、データ、ソフトウェアなどを一括管理することから、運用管理コストも削減できるという。

 また、ユーザー端末へのデータのダウンロード、画面キャプチャ、印刷など情報漏えいの原因となる機能を制御できることから、情報漏えい対策の面でも効果があるほか、デスクトップ環境はデータセンター側で動作しているので、災害、パンデミック発生時の在宅勤務なども可能になるとした。

 なお導入にあたっては、BYODを実現する際のセキュリティや導入/運用ノウハウ、VDI端末としてクオリカが導入した高精細大画面のゼロクライアントなどの提案など、自社導入時のノウハウを生かしてクオリカがサポートするとのこと。

 基本サービスパックの価格は、50ユーザーまでが月額29万円(税別)、51ユーザー以降は月額2700円(税別)/ユーザー。なお、ゼロクライアントのレンタル、モバイルアクセス用のSSL-VPNゲートウェイ提供などもオプションサービスとして対応する。


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(石井 一志)
2012/8/30 06:00