インフォテクノス、人材管理システムに人件費分析・シミュレーション機能を追加


 インフォテクノスコンサルティング株式会社(以下、インフォテクノス)は28日、「Rosic(ロシック)人材マネジメントシステム」において、新オプションモジュール「人件費分析・シミュレーション」を提供すると発表した。同日より販売を開始する。

 「Rosic」は、“人事にITを活用する”という発想のもとで開発された人材マネジメントシステム。従来は、人材データの一元化・可視化機能や分析機能が提供されていたが、今回は人事業務の付加価値向上と経営への貢献を支援する「人件費分析・シミュレーション」機能が新たに追加された。

 これを用いると、給与支給実績データと時系列管理されている個人属性(組織、従業員区分、役職、資格、職種など)を、人手を介することなく活用可能。また、計算ロジックをパラメータ化して提供することにより、計算根拠を明確できるという。

 また、登録固定費/変動費分析、手当分析、時間外手当分析といった人件費の分析項目、人件費シミュレーション計算のパラメータを複数バージョン設定できるので、各種のシナリオを試せるとのこと。

 このほか、過去実績分析をもとに、雇用形態や属性別の「モデル賃金」を自動算出する機能や、分析結果をリアルタイムにグラフ表示したりドリルダウンしたりできる機能、予実対比をわかりやすく見える化する機能、会計システムからデータを取り込み広義の人件費シミュレーションを行える機能なども備えている。

 インフォテクノスでは、業種・業界を問わず、従業員1000名以上の企業を中心に販売を進め、2013年に15社への導入を目標としている。

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(石井 一志)
2012/8/28 14:59