日本HP、アプリ開発支援ツールのモバイル対応を強化


 日本HPは28日、モバイルアプリケーション開発の効率化を支援するソリューションを拡充すると発表した。機能テストツール、性能テストツール、および脆弱性静的解析ツールにおいてモバイル対応を強化・拡張する。

 機能テストにおいては、自動機能テストツール「HP Functional Testing」と、Jamo Solutions製「M-eux」やPerfectoMobile製「Mobile Cloud for QTP」といったサードパーティ製品との連携により、モバイルアプリケーションでの機能テストを可能にした。

 性能テストにおいては、自動性能テストツールの新版「HP LoadRunner 11.5」において、Webブラウザベースのモバイルアプリケーションに対応する「Mobile TruClient」と、ネイティブのモバイルアプリケーションの性能テストを可能にする「Mobile Applications」の2つの新機能を提供する。さらにモバイル環境のネットワーク品質をシミュレーションした負荷テストを可能にする「回線速度シミュレーション」と「回線品質シミュレーション」の機能も新搭載する。

 セキュリティの分野では、アプリケーション脆弱性の静的解析ツール「HP Fortify SCA」のモバイル対応機能を拡張し、iPhone/iPadアプリケーションの静的コード解析に対応した。同ツールでは2年前からモバイルアプリケーションに対応し、Androidアプリケーションについては脆弱性シグネチャデータを多数蓄積している。この実績をベースに今回、iPhone/iPadの開発に利用されるObjective-C言語への対応を実現した。

関連情報
(川島 弘之)
2012/8/28 14:07