富士ゼロックス、IT機器の監視・運用を支援するSMB向けサービス


 富士ゼロックス株式会社は9日、SMB市場向けにIT機器の監視・運用を24時間365日体制で提供するクラウドサービス「IT監視運用サービス SaaSモデル」を発表した。8月16日より販売を開始する。

 「IT監視運用サービス SaaSモデル」は、ユーザー企業が保有するIT機器の運用・監視をリモートからサポートするサービス。監視するユーザー企業の環境に監視エージェントを組み込んだサーバーを設置し、そこを起点に24時間365日体制でサーバーやネットワーク機器を監視して、アラートや障害発生時にはメール通知を行う。

 また、システム管理者向けのWeb画面を提供し、発生した障害情報や監視機器の使用状況データをいつでも確認可能。加えて、使用状況のデータをグラフィカルなレポートとして提供するので、サーバーダウンやレスポンス低下などの障害予兆検知に活用できるとした。

 さらに、オプションサービスのオンサイトパックを導入すれば、障害の切り分けから、環境再設定、修理手配までをワンストップでサポートするほか、全国320カ所の富士ゼロックスサービス網のエンジニアが訪問し、ユーザー企業を支援するバックアップ体制を整えているとしている。なお同オプション契約時は、メールだけでなく電話での障害発生通知も行うとのこと。

 価格例は、基本サービス料が月額3万円(税別)で、1ノードごとに月額1500円(税別)が必要になる。オンサイトパックは、サーバーが1ノードあたり月額1万7600円(税別)、ネットワーク機器は1ノードあたり月額1900円(税別)から。このほか、初期登録費用が3万円(税別)かかる。


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(石井 一志)
2012/8/9 12:15