キーポート、ITサービス管理ツールをSaaSで提供する「BCPM Light」


 株式会社キーポート・ソリューションズ(以下、キーポート)は8日、ITサービス管理ツール「Bit Cruiser Process Management(BCPM)」をSaaS型で提供する「BCPM Light」を発表した。同日よりサービスを開始する。

 「BCPM」は、企業内の情報システム部門やITサービス事業者などがユーザー部門/顧客対応に利用し、ITサービスの品質向上とシステム運用管理の効率化を図るためのツール。各プロセスのデータは内蔵データベース上で一元管理され、過去の類似例の検索結果を参考に、ユーザー/顧客から寄せられる要望・クレーム・障害などに対して素早く対応できるようになるという。

 「BCPM Light」はSaaS型で提供され、ITIL準拠のインシデント管理と問題管理の標準テンプレートも搭載されているため、こうしたメリットのあるサービスを、サーバー環境の構築などを行うことなく迅速に利用可能。初期投資を抑えて低コストでスタートすることもできる。

 また、ISO/IEC20000の取得やITILの導入をサポートする各テンプレートを順次提供。これらのテンプレートでは、画面上でプロセスと項目の作成・変更が可能なことから、運用を止めずに、ITサービスの業務プロセス改善を継続的に行えるとした。

 さらに、Webアプリケーションとしての提供になるため、クライアントPCへソフトウェアをインストールする必要がない点もメリットとのこと。

 具体的な機能としては、ワークフローや画面項目の柔軟な変更、組織改定による権限変更日を指定するスケジュール管理、CSV形式によるレポート出力、代理人設定、差し戻し先指定、イベントのメール通知など、さまざまな機能が標準で提供されている。

 価格は月額サービス料が7万円(税別)から。なおキーポートではサービス開始キャンペーンとして、10月末までに申し込んだ企業に対し、利用開始日から1カ月分の月額サービス料を無料にするキャンペーンを実施する。


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