富士通マーケティング、「北九州市漫画ミュージアム」にSaaS型図書管理サービスを提供


 株式会社富士通マーケティング(FJM)は、北九州市が3日にオープンした「北九州市漫画ミュージアム」に、富士通のSaaS型図書管理サービス「WebiLis(ウェブアイリス)」を提供したと発表した。

 「北九州市漫画ミュージアム」は、漫画文化の振興と漫画文化をテーマにしたまちの魅力づくりを目的に、自治体が単独で運営する総合的な漫画博物館。地域ゆかりの漫画家の作品を中心とした常設展示ゾーンやイベントエリア、企画展示ゾーン、閲覧ゾーンなど、館内が見る・読む・描くの3つのテーマで構成されている。

 北九州市では、北九州市漫画ミュージアムの設立にあたり、システム導入期間の削減によるオープンまでの期間の早期化や、オープン後のシステム運用負荷を軽減などの観点からシステムを検討し、閲覧ゾーンに整備される約5万冊の漫画資料の管理や館内端末からの利用者向け蔵書検索、インターネット上での検索などの利用において、WebiLisを採用したという。

 FJMでは、北九州市漫画ミュージアムのシステムは、SaaSにより導入期間や運用負荷が軽減できたほか、ICタグを活用した蔵書管理と持出防止ゲートの設置による効率的な管理の実現、インターネット上で表紙を見ながら検索できる表紙画像表示機能による利用者サービス向上の促進、今後の利用者サービス向上にもシステムで柔軟に対応できるといったメリットがあると説明。今後も図書館を核とした各地域のまちづくりや地域活性化をITで支援することを目指し、サービス機能やサポートの向上に努めていくとしている。

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(三柳 英樹)
2012/8/3 14:16