お名前.com、VPSサービスに月額940円のメモリ1GBプラン

~月額千円を切る市場に参入


 GMOインターネット株式会社は8月1日、「お名前.com レンタルサーバー VPS(KVM)」サービスに新たにメモリー1GBプランを追加すると発表した。価格は月額940円、初期費用は無料。お名前.comのVPSサービスも、月額千円を切る市場に参入した形だ。

 既存のプランはメモリ2GBプラン、メモリ4GBプラン、メモリ8GBプラン、メモリ16GBプランで、ライトユーザーやVPSを勉強したいというユーザーでも気軽に利用できるメモリ1GBプランを新たに追加したもの。メモリ1GBプランはメモリ1GB、CPUコア容量 2コア、ディスク容量100GBで月額940円。年間一括払いでは9999円で、月あたり833円となる。

 各プランとも、回線速度は100Mbps共有回線、標準OSはCentOS 6(64bit)。データ転送量は無制限で、グローバルIPアドレス(IPv4)が1個利用可能。最低契約期間は3カ月。なお、VPS(KVM)サービスの15日間無料お試しも、メモリ1GBプランでも従来プランと同様に利用できる。

プラン名メモリCPUHDD月額料金年間一括払い
メモリ1GBプラン
(新規追加)
1GB2コア100GB940円9,999円
(833円/月)
メモリ2GBプラン2GB3コア200GB1,380円13,846円
(1,153円/月)
メモリ4GBプラン4GB4コア400GB3,880円38,918円
(3,243円/月)
メモリ8GBプラン8GB6コア800GB7,880円79,027円
(6,585円/月)
メモリ16GBプラン16GB10コア1TB15,880円159,248円
(13,271円/月)

 「お名前.com レンタルサーバー VPS(KVM)」サービスは3月21日にサービスを開始。仮想化技術にKVMを採用することで完全仮想化を実現しており、各仮想専用サーバーのリソースとOSを独立させることができるため、幅広いOSをサポート。カスタムOSは、標準のCentOSのほか、Scientific Linux、Arch Linux、Ubuntu、FreeBSD、Debian、Fedoraが利用可能だ。

 機能面では、ISOイメージファイルをSFTPでアップロードして、コントロールパネルから任意のOSをインストールすることもできる。また、完全仮想化のほかに、準仮想化ドライバー(Virtio)の利用にも対応することで、自由度とパフォーマンスを実現したとしている。

 コントロールパネルは、複数台VPSの一括管理・運用や完全仮想化方式と準仮想化方式の切り替え(Virtioのオン/オフ設定)、SFTPでアップロードしたISOファイルをOSの再インストールに利用できるなどの機能を備える。


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