NEC、運用管理OSS「Hinemos」のWebクライアントを開発・公開


Webクライアント画面

 NECは25日、NTTデータが開発したオープンソースの運用管理ソフト「Hinemos」対応のWebクライアントソフトを開発したと発表。8月1日よりsourceforge.jpにOSSとして公開する。

 NECは2008年からNTTデータとパートナー契約を結び、Hinemosサポートサービスを提供している。その中で「Hinemosクライアントをインストールしていない端末からでも運用状況を確認したい」「データセンタなど外部ネットワークからのアクセスに厳しい制限がある環境でも、Hinemosで運用状況の確認を行いたい」といったニーズが高まっていたという。

 これらに対応するため、Hinemos Webクライアントを開発し、誰もが機能強化に参加できるOSSとして公開することとした。

 同Webクライアントの特長としては、従来のクライアントソフトと同じ操作性を維持しながら、Webブラウザでの運用監視を実現。従来は専用のクライアントソフトを必要としたHinemosだが、今回からサーバーにインストールするのみで、端末へのインストールが不要となる。

 また、同WebクライアントはWebポートを使用してHinemosマネージャと接続するため、ファイアウォールなどの設定変更を行わずに、外部ネットワークからの運用監視が可能となる。

 NECは今後、同Webクライアントにおける設定機能の追加や、スマートデバイスなどのさまざまなWebブラウザへの対応などを予定している。

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