ソフトバンクテレコム、AWS Direct Connectのラインアップを拡張


 ソフトバンクテレコム株式会社は24日、Amazon Web Services(AWS)の専用線サービス「AWS Direct Connect」において、10Mbpsの低速帯域から接続できる「ホワイトクラウド ダイレクトアクセス for AWS」を発表した。同日より提供開始する。

 「ホワイトクラウド ダイレクトアクセス for AWS」は、ユーザーが利用しているソフトバンクテレコムの閉域網サービス「ULTINA IP-VPN」、統合VPNサービス「ホワイトクラウド SmartVPN」と、AWS上の仮想プライベートクラウドサービス「Amazon Virtual Private Cloud(VPC)」との接続を閉域網内で提供するサービス。

 これにより、ユーザー企業の社内環境とAWSのクラウドサービス間のデータ送受信が、専用のネットワーク接続を経由して容易に行えるようになるため、ユーザーはAmazon VPCのリソースを社内インフラの拡張として利用できるという。また、Amazon VPCとユーザーの社内に構築したシステム間をつないだハイブリッド環境において、スムーズなデータ連携を簡単に実現可能とのこと。

 また、ソフトバンクテレコムの閉域網サービスが提供するさまざまなゲートウェイオプションやモバイルソリューションとの連携にも対応。これによって、セキュリティが確保された信頼性の高い仮想プライベートクラウド環境へ、安全で手軽なアクセスを可能にするとのこと。

 さらに、ソフトバンクテレコムのクラウドサービス「ホワイトクラウド」と組み合わせ、ユーザーの業務環境へ柔軟に対応できるトータルソリューションを実現するとしている。

 なお、帯域は10Mbpsから1Gbpsまでの幅広いラインアップで提供され、価格は10Mbpsの場合で月額6万7200円(税別)から。別途、初期工事費として1万500円がかかる。

関連情報