NECがインフォマティカの「PowerCenter」を期間ライセンスで提供、システム構築サービスを強化


 日本電気株式会社(以下、NEC)は24日、インフォマティカ・ジャパン株式会社(以下、インフォマティカ)との協業を拡大すると発表した。インフォマティカのデータ移行ツール「Informatica PowerCenter」を活用したデータ移行により、システム構築サービスを強化するという。

 PowerCenterは、企業内に存在する複雑なデータを検出・統合・整理するデータ統合基盤。提供されるコネクタ、変換部品群を活用することにより、高品質なデータ移行が可能。高可用性オプションや、複数ノードによる並列処理を実現するエンタープライズ・グリッドオプションを活用すれば、高可用性の確保、ならびに移行実施時間の短縮を実現し、ミッションクリティカルな環境でのデータ移行を確実に行えるという。

 今回はNECが国内で初めて、このPowerCenterを期間ライセンスとして提供する。これによってユーザー企業は、データ移行ツールを購入することなく月額課金で利用できるため、費用負担を抑えつつ、作業負荷を軽減しながら高速・確実なデータ移行を行えるようになるという。

 なおNECでは、PowerCenterの期間ライセンスを活用したシステム構築サービスについて、今後1年間で計120社への提供を目標としてビジネスを進めるとのことだ。

関連情報
(石井 一志)
2012/7/24 11:36