CTC、ネットアップ製ストレージ向けの遠隔運用サービス~保守・運用サービスを一元化


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は10日、ネットアップ株式会社と共同で、ネットアップ製ストレージ向けの遠隔運用サービス「ストレージリモート運用サービスfor NetApp」を提供開始する。

 「ストレージリモート運用サービスfor NetApp」は、ネットアップ製ストレージの保守サービスに、CTC独自の性能診断レポートサービスと、24時間365日のリモート監視サービスを加えたもの。これらのサービスによってユーザーは、停止が許されないストレージの継続的な稼働を確保し、障害を予防的に検知できるようになるという。

 具体的には、CTCが蓄積した運用サービスの実績をベースに、データのトランザクションからネットワーク帯域・CPU・各ボリュームのパフォーマンスを診断し、状況に応じたコメントとグラフを、性能診断レポートとして毎月提供する。

 またリモート監視では、例えば、ボリュームごとのデータ容量やログ情報などを監視することで、データの急増によるストレージの停止やボリュームの異常によるシステム全体のパフォーマンス遅延を早い段階で検知し、障害の重要度に応じてリモート、あるいはオンサイトでの保守サービスを実施する。

 なお「ストレージリモート運用サービスfor NetApp」の提供にあたっては、CTCのグループ会社で、全国に約100カ所のサポート拠点を持つCTCテクノロジーのストレージ保守・運用サービスの提供実績をベースにしており、リモート監視は、自動での遠隔運用サービスなどを提供しているROC(Remote Operation Center)から提供するとのこと。

 価格は、レポートサービスが月額3万円から、リモート監視サービスが初期費用が3万円、月額が4万円から。CTCでは、同社からネットアップのストレージ製品を購入している顧客を中心に営業し、初年度で約10億円の売り上げを目指す。

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(石井 一志)
2012/7/10 14:43