日立Solが「静紋JS1」を強化、Android端末で指静脈認証を実現


 株式会社日立ソリューションズ(日立Sol)は6日、薄型・軽量のモバイル向け指静脈認証装置「静紋JS1」用のソフトウェアである「静紋JS1 スタンドアロンソフトウェア」に、Android端末で利用者認証を行う機能を追加し、17日より販売する。

 静紋JS1は、モバイル向け指静脈認証装置。重さ約35g、サイズ幅52×高さ17×奥行き64mmで、持ち運びも容易。指静脈認証は、近赤外線を指に透過させて得られる指の静脈パターンの画像によって個人認証を行うため、なりすましや偽造が極めて困難なのが特長という。

 今回、同製品で提供するAPIを利用して、Androidアプリと静紋JS1との連携を実現。業務システムなどAndroidアプリの認証に指静脈認証を使用することで、強固な本人確認が可能となる。また、Android端末の起動時およびスクリーンロック解除にも指静脈認証を行うことが可能となり、なりすましを防ぎ、より安全なスマートデバイスの利用環境を整えられるとする。

Android端末の起動時およびスクリーンロック解除にも指静脈認証を行うことが可能

 対応Android端末は、USBホスト機能に対応しUSBコネクタを装備した端末、OSはAndroid 3.2以降。価格は、Windows×1台とAndroid端末×1台で利用するためのライセンスとインストールメディアのセットが5250円。Android端末×1台を追加するライセンスが2100円。

関連情報