NTTデータ、アジア太平洋地域の日系企業にDaaSサービスを提供


 株式会社NTTデータは7月より、アジア太平洋(APAC)地域に向けて、オフィス環境のクラウドサービス「BizXaaS Office」の提供を開始した。マレーシア現地子会社のNTT DATA Malaysiaが販売拠点となり、特に日系企業の進出が進んでいる東南アジア、インドに拠点を持つ日系企業に向けて提供する。

 BizXaaS Officeは、2011年5月に日本国内でリリースしたオフィス向けクラウドサービスで、デスクトップサービス(DaaS)、Microsoft製品を利用したメールサービス、ファイルサーバーサービスから構成される。APAC地域への展開に当たっては、特にニーずん高いDaaSサービスより先行して提供。日本国内同様、迅速・低コストにシンクライアント環境が利用できるとする。

 利用は20ユーザーから。マレーシアにあるNTTグループのデータセンターを活用する。日本のデータセンターと回線を敷設しており、災害対策(DR)などの事業継続計画(BCP)対策にも利用できるとのこと。

 まずは東南アジア、インドに拠点を持つ日系企業を対象とし、将来的には同地域に拠点を持つ欧米系グローバル企業、現地企業などにも展開していくという。提供するサービスもDaaSを皮切りに、顧客の情報システムをトータルでサポートできるよう、NTTデータグループの各種業務パッケージのクラウド提供など順次拡大していく予定。3年で50億円の売り上げを目指す。

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(川島 弘之)
2012/7/5 16:27