NECがファイルサーバー整理整頓ソフトを強化、インメモリ対応で処理高速化


 NECは5日、ファイルサーバー整理整頓ソフト「Information Assessment System V2.1」を発売した。価格は基本構成(1TB)で50万円から。出荷開始は7月9日より。

 同製品は、ファイルサーバー内の不要ファイル検出や整理を支援するソフト。新版では、NECのメモリ型高速データ処理エンジン「InfoFrame DataBooster」を新搭載することで、従来RDBを使って行っていた不要ファイル検出や集計処理を、メモリ上で一括処理できるようにした。これにより、従来製品の約40倍の処理性能を実現した。同エンジンの圧縮機能を使うことで、従来製品の5倍のファイル容量(50TB)の分析処理にも対応。より大規模なファイルサーバーをサポートした。

 ファイルサーバーの管理においては、ファイルサーバーの利用状況や肥大化原因の把握が容易なダッシュボード画面を刷新。フォルダ単位でのファイル整理機能など、不要ファイルの手動整理機能に加えて自動整理機能を強化した。また、ファイル容量切迫時や自動整理実行時の運用管理者への通知機能を新規に追加し、ファイルサーバー運用管理者業務の効率化を実現した。

 NECでは今後3年間に500社への販売を目指す。

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(川島 弘之)
2012/7/5 14:43