シトリックス、クラウド管理ソフト「CloudPlatform」の新版~「CloudPortal」はUIを日本語化


 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(シトリックス)は28日、クラウド管理ソフト「Citrix CloudPlatform, powered by Apache CloudStack」(以下、Citrix CloudPlatform)の新版「同 3.0.3」、ビジネスサポート管理機能および運用サポート管理機能を備えたソフト「Citrix CloudPortal Business Manager」(以下、Citrix CloudPortal)の新版「同 1.4」を発表した。

 Citrix CloudPlatformは、以前はCloudStackの名称で提供されていたIaaS構築・管理ソフト。4月に行われたCloudStackのApache Foundationへの寄贈に伴い、シトリックスが提供する商用版はCitrix CloudPlatformの名称へ変更されていた。今回の新版では、Nexus 1000v対応、ボリュームアップロード、Amazon EC2 API対応など、さまざまな機能強化が行われている。

 一方のCitrix CloudPortalは、ビジネスロジックを提供するポータル製品。アカウント管理、パートナー/OEM管理、価格/請求書管理などに加えて、CRMやダッシュボードの機能を備えており、プロバイダーがクラウドビジネス/運用を行うための支援機能を提供する。

 新版では、ユーザーインターフェイス(UI)が日本語化されたほか、クレジットカード決済代行のサイバーソースと連携することで、より安全で信頼性の高い課金サービス機能を提供可能になったとのこと。さらに、テナントやユーザーの管理、価格付けと請求、レポートなどの機能において使い勝手を改善している。

 なお、これらのソリューションは、Citrix CloudPlatform、Citrix CloudPortalを中核としたクラウドサービスを提供するパートナーの認定プログラム「Citrix Cloud Advisor(CCA)プログラム」を通じて提供される。CCAプログラムのパートナーとしては、現在100社以上が認定されているとのことだ。

関連情報