滋賀銀行、次世代業務支援システムの基盤としてHyper-VとSystem Centerを採用


 日本マイクロソフト株式会社は27日、株式会社滋賀銀行が、次世代業務支援システムの構築基盤として、Windows Server 2008 R2 DatacenterのHyper-VとSystem Centerを採用したと発表した。

 滋賀銀行では2010年から2013年まで、第4次長期経営計画を策定し、その実現に向けた取り組みの一環として次世代業務支援システム「SUCCESS」の構築を進めている。このシステムは、従来独立して存在していた渉外支援、融資支援、CRM支援の各システムを1つに統合し、Webシステムへ再構築するもので、長期的な視点でリスクとコストを極小化することが必要要件とされていた。

 このため、IT基盤にも信頼性が高く安定的で長期にわたって経済性に優れることが求められており、「信頼性」「機能」「コスト」「サポート」などのさまざまな面で仮想化のためのハイパーバイザーを検討した結果、Hyper-VとSystem Centerの採用を決めたとのこと。

 なおSUCCESSはWindows Server 2008 R2 Datacenterの上に、Hyper-Vを活用して構築され、認証基盤にはActive Directoryを利用。仮想化されたサーバーは、System Center Virtual Machine Managerを用いて一元的な管理を実現しているほか、System Center Data Protection Managerにより、仮想環境のデータバックアップを行っている。

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(石井 一志)
2012/6/27 14:14