アイ・システム、ソース解析に基づくシステム改善・再構築支援サービス


 アイ・システム株式会社は25日、プログラム解析・可視化ツール「i-Tool」を活用したシステム改善・再構築支援サービスを7月より提供すると発表した。

 i-Toolは、大規模システムのソースプログラムを解析し、プログラム構造を可視化する「フロー図」、およびデータの通過を想定した「通過パス調査表」を生成するプログラム言語の解析・可視化ツール。

 生成されたフロー図と通過パス調査表からは、プログラム内において似た構造を持つ複数のロジックや通過することのない分析ロジックの存在、システム全体の中から似た機能を持つモジュールなどを探せる。

 この結果を基に、既存システム内で重複している機能を共通化や、不要なロジック削除の可否を判断し、システムを改善・再構築するための提案を行う。これにより、システムメンテナンス時の修正漏れなどによるリスクの回避や、システムのスリム化が可能となり、保守作業を容易に、費用を削減できるとしている。

 同社では、2012年度に20件の受注を目指す。

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(川島 弘之)
2012/6/25 16:14