CTC、国際標準ISO22301に準拠したBCM構築支援サービス


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は21日、BCM(事業継続管理)の国際標準ISO22301に準拠した事業継続構築支援サービスの提供を開始した。

 国際標準に対応した事業継続体制の確立を支援するとともに、事業が中断した際の復旧目標時間の設定と、それに対応した情報システムの構築、システム構築後の訓練サービス、ならびに8月ごろから開始が予定されるJIPDEC(日本情報経済社会推進協会)が認定する審査登録支援まで、総合的かつ実践的なサービスを提供する。

 具体的に、「フェーズ1:概要調査」「フェーズ2-1:組織BCP構築」「フェーズ2-2:IT-BCP構築」「フェーズ3:BCMS構築」「フェーズ4:審査登録」の流れで、事業が中断するような事象が発生し、企業が提供する製品やサービスが失われた場合、どのような影響があるかを分析し、BCPのための資金投入の優先度を決めるといった上流工程からサポートする。

 なお、ISO22301とは、世界各地での自然災害の発生、新型疾病の流行などに対応して、国際機関ISOが開発し、5月にリリースされた国際標準。これまでにISOが開発した国際規格の品質、情報セキュリティ管理などとは異なり、緊急時の組織の在り方といった経営そのものへのガイドラインとなっている。

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(川島 弘之)
2012/6/21 15:56