FJM、スマートデバイスの活用支援ソリューションを提供~第1弾はメール連携


 株式会社富士通マーケティング(FJM)は12日、中堅市場向けの品ぞろえ拡大の一環として、「スマートデバイスソリューション」を体系化すると発表した。第1弾としては、スマートデバイスと社内システムを連携させるための「moconaviアプライアンス」を提供する。

 「スマートデバイスソリューション」は、ユニファイドコミュニケーション連携と業務連携をスマートデバイスで実現するために、ネットワークインフラ構築からサポートまでをワンストップでサポートするソリューション。デバイス選定から、セキュアにアクセスを行うためのネットワークサービス、社内外でのコミュニケーションを円滑にするためのWeb会議ソリューション、メール/スケジューラをはじめとした情報系システムや基幹システムなどとの連携、端末管理、ヘルプデスクといった部分まで、ワンストップでのサービス提供を予定している。


FJMのスマートデバイスソリューション

 今回はそれらの中から、基幹系、情報系業務との連携環境を実現するための「moconaviアプライアンス」を製品化した。このアプライアンスは、株式会社レコモットが開発している「moconavi」モジュールをシスコシステムズのルータ「CISCO 2900シリーズ」へ組み込んだ製品で、ユーザー企業のLAN環境に設置することにより、外出先からもMicrosoft ExchangeやNotesのメール、スケジュールの確認を行えるという。また、メールや添付ファイルのデータはスマートデバイス内に保存されないため、情報漏えいの心配もなくセキュアに利用できるとのこと。

 moconaviアプライアンスの価格は、10クライアントの場合で120万円(税別)から。

 さらにFJMでは、標準で提供されるメール/スケジュールシステムとの連携だけでなく、顧客管理、文書・コンテンツ管理、経営分析、営業支援システムなどの情報系業務や、会計、受発注、生産管理、物流、販売管理などの基幹系業務との連携についても、個別のモジュール開発で対応可能としており、ユーザーの新たなワークスタイルの確立や、業務強化・改善を支援できるとしている。


業務システム連携イメージ
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(石井 一志)
2012/6/12 16:15