アバイア、ファンレス対応の中堅・中小向けスイッチ


 日本アバイア株式会社は1日、中堅・中小企業や大企業の小規模拠点向けEthernetスイッチ「Avaya Ethernet Routing Switch 3500シリーズ(以下、Avaya ERS 3500)」を発売した。

「ERS 3510GT」「ERS 3526T」

 Avaya ERS 3500は、コンパクトな筐体でエンタープライズの信頼性と、中堅・中小企業や大企業で必要とされるエッジスイッチ機能を提供する。

 従来製品と比べて80%に電力効率を改善した電源ユニットを備え、同社製品初となるファンレス動作により、電力を節約しながら高温環境(50℃)にも対応するという。ファンレス動作対応モデルはオフィス、教室、病院などの静音環境に最適となる。また、アバイア製IP電話機を接続した際にネットワークの自動設定に対応するのも特徴となる。

 ラインアップは6種類。Gigabit Ethernet(GbE)8ポートモデル「ERS 3510GT」「ERS 3510GT-PWR+」、Fast Ethernet24ポートモデル「ERS 3526T」「ERS 3526T-PWR+」、GbE 24ポートモデル「ERS 3524GT」「ERS 3524GT-PWR+」を取りそろえた。

 「ERS 3510GT」「ERS 3510GT-PWR+」はGbE×8、SFP×2を備える。前者はファンレス動作に対応し、後者は低電力(60W)モードの時のみファンレス動作する。

 「ERS 3526T」「ERS 3526T-PWR+」は、10/100Mbpsポート×24、GbEまたはSFPコンボポート×2を備える。前者はファンレス動作に対応、後者はPoE+に対応する。

 「ERS 3524GT」「ERS 3524GT-PWR+」は、GbE×24、SFP×4を備え、背面にも追加SFPを2ポート備える。後者はPoE+に対応する。

 なお、24ポートモデルは今後のソフトウェアアップグレードにより、スタッキングに対応する。価格は最小モデルの「ERS 3526T」が7万円前後から。

「ERS 3510GT」「ERS 3510GT-PWR+」概要「ERS 3526T」「ERS 3526T-PWR+」概要

「ERS 3524GT」「ERS 3524GT-PWR+」概要モデル比較・機能一覧

 ネットワーク営業部 ネットワーキング・ソリューション・マネージャーの山中幸代氏は「中小企業ではサーバールームがない場合があり、LANスイッチを卓上や壁かけにするケースも多い。その際のスペース、騒音の問題を解決できるように設計されている」と新製品のコンセプトを紹介した。

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(川島 弘之)
2012/6/1 16:12