日立がPCサーバー新8製品、「仮想化・クラウド・ビッグデータに最適」


HA8000/RS220-s

 株式会社日立製作所(以下、日立)は29日、PCサーバー「HA8000シリーズ」の新製品8機種を発表した。30日より提供する。

 新製品では、内蔵ストレージのRAID構築・設定作業を容易にする「Hitachi RAID Naviator」と、ファームウェアやドライバなどの更新を容易にする「Hitachi Server Navigator」を標準搭載し、容易なシステム導入を実現した。

 また、サーバーの仮想化やクラウド、大量データを扱うシステムなどの基盤となるよう、処理性能とメモリ容量、ストレージ容量を強化したのが特徴。

 具体的には、大容量ストレージを内蔵した2ソケットモデル「HA8000/RS220-s」、メモリ容量を強化した1ソケットモデル「HA8000/RS110-h」「HA8000/TS10-h」、ストレージ容量とシステム可用性を強化したネットワークストレージサーバー「HA8000/NS220-s」の4モデルを新たに製品化するとともに、2ソケットモデル「HA8000/RS220」「HA8000/RS210」「HA8000/TS20」、ネットワークストレージサーバー「HA8000/NS220」の性能を強化した。

 HA8000/RS220-sでは、ストレージ容量を従来比約3.2倍の37.8TBに強化。価格は28万7700円から。HA8000/RS110-hとHA8000/TS10-hでは、メモリ容量を従来比3倍の最大96GBに強化。価格はそれぞれ18万1650円からと13万4400円から。HA8000/NS220-sでは、ストレージ容量を従来比約3.4倍の最大33.9TBに強化。価格は39万6900円から。

 なお、新製品はいずれも最新のXeon E5-2400ファミリを採用したほか、変換効率94%を超える80 PLUS Platinum認証を取得した電源モジュールを採用。設定した消費電力の上限値を超えないように自動的にプロセッサのパフォーマンスを制御する動的パワーキャッピング機能を備えるなど、省電力に対応している。

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