CA、バッチアプリケーション開発用ツールの「CA Easytrieve」のLinux版


 CA Technologiesは17日、バッチ/レポート処理などを作成するツールのLinux版「CA Easytrieve Report Generator for Linux PC」を発表した。価格は1Linuxインスタンスあたり509万1200円(税別)で、同日より提供を開始する。

 CA Easytrieveは、簡単なプログラミングで情報検索とデータ管理を行えるバッチアプリケーション開発用言語。プログラミング言語でありながら、COBOLやPL/Iのような複雑な手続きを省略でき、複雑なファイル処理やレポート作成を容易に行えるという。すでにメインフレームおよびUNIX向けが提供されており、特にメインフレームでは約30年の実績を持つが、今回、Linux版を新たに提供する。

 これは、Linuxを搭載したx86サーバーは、企業における主要なプラットフォームの1つとして広がっていることを受けてのもの。メインフレームやUNIXサーバーなどに代わってLinuxサーバーが採用されるケースが多くなっているが、こうした場合、開発者は新たなプラットフォームでの開発手法や開発言語を習得する必要が生じ、それが負担になっていた。

 しかし今回提供されるCA EasytrieveのLinux版を利用すると、メインフレームおよびUNIX環境で得たCA Easytrieveのプログラム資産・開発スキルを、Linux環境上でも同様に活用可能。プラットフォームが変更されても、スムーズにそれらのプログラム資産を継承でき、開発方法と開発者が持つスキルのギャップを克服できるとした。

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(石井 一志)
2012/5/17 17:00