日本ベリサイン、マネージドPKIサービスを「Symantec Managed PKI Service 8」に刷新


 日本ベリサイン株式会社は、企業・組織内での認証局の構築や電子証明書を発行するマネージドPKIサービスを刷新し、「Symantec Managed PKI Service」として8月より提供開始する。

 「Symantec Managed PKI Service」は、日本ベリサインがユーザーに代わって電子証明書の発行や管理などを行うマネージドPKIサービス。ユーザーの声などを反映して、従来の「ベリサイン マネージドPKI」サービスを再設計しており、ユーザーの利便性と電子証明書管理の柔軟性を高めたという。

 具体的には、日本ベリサインへの依頼が必要だった、電子証明書のプロファイル変更などの設定変更を、管理者の手元で行えるようにしたほか、Windowsに加えてiOSに対応し、iPhone/iPadで利用可能にするなどの強化も行っている。

 さらに、これまでユーザーひとりひとりがその都度操作を行っていた電子証明書の更新を自動化し、メールソフト(Outlook)やVPN、Wi-Fiなどのアプリケーションへの自動構成により、ユーザーの設定作業を省けるようにした。

 またユーザーインターフェイスについては、電子証明書の取得画面「PKI Client」「PKI Certificate Service」において、直感的な操作が可能なインターフェイスを採用。同時に、日本語、英語、ドイツ語など5カ国語をサポートし、企業のグローバル化に対応している。

 このほか、企業が利用しているクラウド上のサービスとシームレスに連携できるようになるなど、外部のクラウドサービス活用が進む企業にも対応するとしている。

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(石井 一志)
2012/5/10 17:13