リコー、クラウドプリンティングサービス「FlexRelease CX」


 株式会社リコーは8日、同社のクラウドサービス共通基盤に、企業向けクラウドプリンティングサービス「FlexRelease CX」を構築し、10日より提供すると発表した。

 同サービスでは、クラウド上にアップロードしたデータをFlexRelease CX対応のデジタル複合機(MFP)やプリンタからインターネット経由で印刷できる。Webブラウザ、メール、iPhone/iPad向けアプリ(無償)から印刷したファイルをアップロードすることで、モバイルPC、スマートフォン、タブレット端末からドライバレスで印刷できる。

 自社サーバーの設置が不要なため、導入・管理コストも削減。FlexRelease CXのクラウドサーバーに蓄積された文書を対応機器であればどこからでも印刷できるため、別の事業所でもネットワーク環境に依存せずに出力できる。出力前にはクラウド上にアップロードした文書をリストで確認することも可能。これにより無駄な印刷を防止できるとしている。

 また、出力時にはユーザーID・パスワードにて認証するため、印刷物の取り違えなど情報漏えいを防止することもできるという。

 対応複合機は「imagio MP C4002/C5002/C3302/C2802/C4001/C5001/C3301/C2801/4002/5002/3352/2552」。

 価格は、出力機器1台あたり月額2500円(税別)。リコーは3500本/年の販売を目指す。

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(川島 弘之)
2012/5/8 13:35