日本マイクロソフト、MetroスタイルUIの普及に向けた開発者支援施策「Go Metro」を開始


Windows 8のMetroスタイルUI(画面はDeveloper Preview版)

 日本マイクロソフト株式会社は25日、Windows PhoneやWindows 8の新たなUIである「Metroスタイル」の普及に向け、開発者向けの支援施策「Go Metro」を同日より開始すると発表した。

 Metroスタイルは、タッチ操作に最適化された新しいUI。今回開始される「Go Metro」は、Metroスタイルのアプリケーション開発に必要となる技術情報・ノウハウを開発者に提供するための日本独自の施策で、開発者のニーズに応じ、オンライン、オフライン、またコミュニティを通じた包括的な支援を無償で行うという。

 まずオンラインの施策としては、MSDNオンラインにMetroスタイルのアプリケーションに関する技術情報ポータルを設置し、公式技術情報を提供。また2012年夏からは、開発したアプリケーションを海外でも提供できるように、日本語アプリケーションを各国の言語に対応させるための支援を行う「Globalization Factory」を展開する。

 一方オフラインでは、Metroスタイルの概要、デザイン、開発実践の各フェーズに沿って学習可能なセミナー「Developer Campセミナー」を全国7カ所で開催する。さらに同セミナーの受講者を対象とし、PCを操作しながらMetroスタイルのアプリケーションをステップ・バイ・ステップで開発するハンズオントレーニングも提供するとのこと。

 さらには、開発したアプリケーションとソースコードを日本マイクロソフトのエンジニアとともに検証するラボ「Application Excellence Lab」、Internet Explorer 10の表示およびWebサイトでの動作検証を日本マイクロソフトのエンジニアが行う互換性ラボ「IE Compatibility Lab」も設置される。

 コミュニティの施策では、Microsoft AnswersやMSDNフォーラムなどでオンライン上での情報交換の場を提供。加えて、Metroスタイルアプリケーションの学生開発者育成を目的としたフェローシッププログラムを開始し、トレーニングやディスカッションにより、Metroスタイルアプリケーション開発の知識と経験を深められるようにするとのこと。

 なお、今後の情報発信は公式Facebookページを通じて随時行うとしている。

関連情報