英BTと日立、金融サービス市場向けのID管理ソリューション分野で協業


 英BT Group(以下、BT)と株式会社日立製作所(以下、日立)の欧州現地法人である日立ヨーロッパ社(Hitachi Europe)は24日、BTの金融サービス市場向けID管理ソリューションに関する協業を行うと発表した。この協業では、BTが提供するクラウドベースのサービス基盤「BT Unified Trading」に、日立の指静脈認証装置を組み入れ、生体認証を利用したセキュアな認証手段を実現するという。

 BTと日立の製品を組み合わせることにより、金融サービス業界において中心的な役割を果たす金融機関、ID管理プロバイダ、およびサービス事業者間の安全な相互認証を可能とする、信頼あるソリューションを提供します。

 BT Unified Tradingは、セキュアな金融サービスコミュニティネットワーク「BT Radianz Cloud」を通じて、1万5000以上の会員企業の拠点から簡単にアクセスできるサービス基盤。統合管理ソリューションでは、その提供会社が顧客情報、認証情報および属性情報を適切に管理することが重要となるが、BT Unified Tradingでは、こうした情報のセキュアなやり取りを支援している。

 今回は、このソリューションにおいて日立の指静脈認証装置を利用することにより、高速で正確な生体認証を通じて、ID認証プロセスの鍵となる要素を提供できるとのことで、両社の製品を組み合わせると、金融機関、ID管理プロバイダ、サービス事業者間の安全な相互認証を可能とする、信頼あるソリューションが提供可能になるとしている。

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