IIJグローバル、社内とクラウドの認証連携ソリューション


 株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)は19日、社内の認証システムと連携し、社内システムと複数のクラウドサービスとの認証連携を実現する「クラウド認証連携ソリューション」の提供を開始した。

 同ソリューションは、米Ping Identity社のクラウドアイデンティティ管理ソフト「PingFederate」を活用したもの。企業内や関連会社間において各種Webアプリへのシングルサインオン(SSO)を実現するとともに、180以上のクラウドサービスと連携し、社外へのセキュアなSSOを可能にする。認証連携ではSAML 2.0/OAuth 2.0/OpenID 2.0などをサポートし幅広い要件に対応。

 導入に当たっては、企業内にすでにある各種認証システムと連携し、マルチベンダー対応の30種類以上の導入キットを利用することで、社内のWebアプリの改修やSIにかかるコストを最小化するという。また、社内認証システムにアカウントを追加、更新、削除した情報を自動的にクラウドサービスに同期させるプロビジョニング機能により、運用にかかるコストも低減する。

 IIJグローバルでは同ソリューションを、まずオンプレミスでの環境構築として提案し、2012年下期をめどに、IIJクラウドサービス「IIJ GIO」上でのSaaS提供も展開する予定。

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(川島 弘之)
2012/4/19 13:39