NetIQ、可用性や他システムとの連携を向上させたITプロセス自動化ソフト「Aegis 2.3」


NetIQ Aegis 2.3での機能強化コンセプト
プロセス開発画面のイメージ

 ネットアイキュー株式会社(NetIQ)は19日、ITプロセスを自動化するためのランブックオートメーション(RBA)ソリューションの新版「NetIQ Aegis 2.3」を発表した。他システムとの連携を強化したほか、可用性を向上させているのが特徴という。価格は250万円からで、提供は同日より開始される。

 「Aegis」は、IT運用プロセスを自動化するためのソフトウェア製品。さまざまなシステム、アプリケーションを連携させ、定義済みのプロセスワークフローに従って制御することで、運用管理プロセス全体を自動化できるという。

 従来は、業務プロセスを実行するためのトリガーとなるイベントを、メールや特定アプリケーション向けの専用アダプタを通じて取得していたが、新たに搭載された「Aegis Event Generator CLI」により、イベントをリモートシステムから生成させることが可能になった。

 さらに、Webサービス経由でほかのシステムを制御する機能が強化され、すべてのWSDLデータタイプやProxyサーバーをサポートしたことで、専用アダプタに依拠せず、Aegisから多様なシステム/アプリケーションの機能を呼び出せるようになったという。

 また、Windows Server 2008でクラスタリングを実現するためのソフトウェア「MSFC」への対応を強化。以前から対応していたデータベース部分のAegis DB Server以外に、プロセス実行エンジンのAegis Server、ユーザーインターフェイスを提供するAegis Web Server、すべてのアダプタがクラスタをサポートしている。

 このほか、開発者向けのユーザビリティが向上した点も強化ポイントで、複数の業務プロセスで共通して利用する属性(グローバル属性)を任意に定義したり、ユーザー定義できるデータタイプにテーブル型、パスワード型属性を追加したり、プロセスを構成する部品(アクティビティ)を増やしたり、といった強化が行われているとのこと。

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(石井 一志)
2012/4/19 11:15