日本オラクル、企業のIT変革を支援するコンサルサービス「Oracle Architecture Insight」


 日本オラクル株式会社は16日、企業のIT変革構想の策定を支援するコンサルティングサービス「Oracle Architecture Insight」を発表した。同日より提供を開始する。

 日本オラクルでは、企業が現状のITシステムの複雑性を解消し、ビジネスの変化に柔軟に対応できるIT環境へと変革するための取り組み「SIMPLYFY I.T.」を掲げているが、「Oracle Architecture Insight」は、この変革の際に必要となるIT戦略や企画の構想策定を支援するもの。

 日本オラクルのアーキテクトが顧客企業の意向を確認しながら、その企業の背景、ニーズ、目標、方針、変革のスコープ、現状のIT構造と課題を客観的にまとめるとともに、将来のIT構造と各構成要素に求められる要件、移行ロードマップ、プロジェクトの推進とガバナンスの体制を明確にし、想定効果を算出して投資計画などを策定するという。

 具体的には、顧客企業のIT全体戦略の構想策定を支援する「Architecture Insight for Enterprise Architecture」や、その企業におけるアプリケーション構造の最適化に向けた構想策定を支援する「Architecture Insight for SOA」、情報価値の最大化、情報マネジメントの強化に向けた構想策定を支援する「Architecture Insight for EIM」を用意した。

 さらに、IT基盤の統合、最適化、効率化に向けた構想策定を支援する「Architecture Insight for IT Optimization&Cloud」、レガシー環境からオープン環境への刷新に向けた構想策定を支援する「Architecture Insight for Legacy Modernization」も提供する。

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(石井 一志)
2012/4/16 15:11