NEC、電力の見える化に最適なスマート分電盤を発売


 日本電気株式会社(NEC)は16日、オフィスやデータセンターの“電力見える化”に最適な「スマート分電盤」を発売した。セブン-イレブン・ジャパンと共同開発したインテリジェント分電盤をベースにした製品。

 スマート分電盤に、最大誤差3%以内の高精度で、最大24個所の電流や電圧などを計測できる「スマートコントローラ」を内蔵。これにより、オフィスの照明や空調機などの系統別、サーバルームやデータセンターのラック単位などの電力使用状況をきめ細かく把握できる。

 スマートコントローラと小型ブレーカーはスマート分電盤に組み込み、電流、電圧、計測用のセンサーをあらかじめ設置。スマートコントローラとセンサー間を配線した一体型で提供するため、分電盤にセンサーを後付けで設置する場合に比べ、設置工数が半分で済むという。

 TCP/IPネットワークのプロトコルに準拠するため、各種センサーとの接続(オプション)も可能。スマートコントローラの単体販売も行う。

 ソフト連携も可能。エネルギー見える化システム「Ecoの森」(別売)や、運用管理ソフト「WebSAM」(別売)などのNEC製品はもちろん、サードパーティ製品とも組み合わせることが可能という。

 価格は、スマート分電盤が40万円(税別)から、スマートコントローラが5万円(同)から。

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(川島 弘之)
2012/4/16 12:01