ぷらっとホーム、アカウント管理の権限委譲を容易に行えるRADIUS専用アプライアンス


EasyBlocks RADIUS用

 ぷらっとホーム株式会社は12日、RADIUS専用アプライアンス「EasyBlocks RADIUS用」を発表した。アカウント管理を外部へ権限委譲できるため、ユーザー認証管理が必要なVPNサービスを提供する事業者など、認証サービスの導入設置者と運用管理者が異なる場合に最適という。

 「EasyBlocks RADIUS用」は、手のひらサイズのRADIUS専用アプライアンス。省電力な小型ハードウェアを採用しているので、スペースの専有や電力消費を最小限に抑えられるのみならず、可動部を持たない構造から、PCやサーバーでの運用時と比べて高い堅牢性を提供できる。また、豊富な実績を持つオープンソースソフト「freeradius」をプロトコルエンジンとして採用するほか、Webインターフェイスから容易に管理・設定変更を行える点が特徴という。

 加えて、アカウント情報管理の権限委譲も簡単に設定可能で、認証システムを保有するサービス提供者が、アカウント認証管理だけを切り出してサービス利用者に権限委譲を行えるとのこと。これによって、例えばVPNサービス設備の導入はサービス提供者が行いながらも、VPNサービスのアカウント認証管理自体は顧客となるサービス利用者が行う、といったケースにも対応可能になっている。

 規模としては、300アカウント程度までに対応し、2台以上で冗長構成が可能。接続機器の共有シークレットおよびアトリビュートの登録、CSVによるアカウントの一括登録/変更などもサポートする。

 参考価格は9万8000円(税別)で、別途、年間8820円(税別)のサポートサービス契約が必要となる。またこのほか、オンサイト対応やカスタムプリセット、設置・設定などのサービスも提供される。

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