トレンドマイクロと大塚商会、「サーバプロテクションサービス」を提供


 株式会社大塚商会とトレンドマイクロ株式会社は9日、中小企業向けサイバー攻撃対策で協業すると発表した。サーバーの脆弱性を悪用する攻撃や不正プログラムの感染からサーバーを保護するASP型の「サーバプロテクションサービス」を5月22日より提供する。

 同サービスは、トレンドマイクロの総合サーバーセキュリティソフト「Trend Micro Deep Security」のエージェントをユーザーのサーバーに提供し、管理サーバーを大塚商会のデータセンターで運用するもの。

 脆弱性対策の「仮想パッチモデル」、不正プログラム感染を防止する「ウイルス対策モデル」、2つのモデルをセットにした「フルモデル」の3メニューを展開。24時間365稼働しているサーバーや、セキュリティパッチ適用によるアプリケーションへの影響を考慮して、すぐにセキュリティパッチを適用できないサーバーなどのセキュリティを強化する。

 仮想パッチモデルでは、仮想パッチ機能を利用して、サーバー上のOSやアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃からサーバーを暫時的に保護する。サーバーごとに必要な仮想パッチを自動的に適用するため、システム管理者は適用する仮想パッチを意識せずにサーバーを運用できる。

 ウイルス対策モデルでは、Deep Securityの不正プログラム対策機能を利用して、サーバーへの感染を防ぐ。具体的に、不正プログラムがサーバーに侵入しようとした際に検出するリアルタイム検索や、毎週/毎日など事前に設定した時間に検索を行うスケジュール検索によってサーバーを保護する。

 価格は仮想パッチモデルが年額8万400円(税別)/サーバー、ウイルス対策モデルが年額4万2960円(税別)/サーバー、フルモデルが年額12万3000円(税別)/サーバー。

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