EMCジャパン、“クラウドのプロ”を育成する3つのトレーニングコース


 EMCジャパン株式会社は15日、クラウド・コンピューティングのプロを育成するため、3つのトレーニングプログラムを開始すると発表した。いずれも、特定ベンダーに依存しないオープンなプログラムとして提供されるという。

 1つ目の「EMC Cloud Infrastructure&Services(CIS)」は、技術的な基礎と概念を学ぶ基礎コース。クラウドへの移行に関して、他部門と協力しながら、経営的および技術的に十分な情報に基づく意思決定を行うIT部門に適したコースという。

 2つ目の「EMC Virtualized Data Center&Cloud Infrastructure」は、スペシャリストレベル(中級)のコース。アーキテクト、設計者、コンサルタントが、仮想データセンターとクラウド環境の計画、設計、移行に関する詳細と考慮事項について学べるとのこと。

 最後の「EMC Cloud Architect IT-as-a-Service」は、エキスパートレベル(上級)のコースで、クラウドのアーキテクト、デザイナー、コンサルタントなどITの専門家向けに提供される。仮想インフラを進化させた、クラウドベースのIT-as-a-Serviceを提供できる環境を構築して、クラウドの特長である俊敏性やコスト効率性などの能力を最大限に活用できるようにするとした。

 料金は各コースとも30万円(税別)で、6月より開講される。

 なお米国ではすでに提供を開始しており、中でも「Cloud Architect IT-as-a-Service」は、2011年春の立ち上げ以来、ワールドワイドで3000名以上が受講しているとのことだ。

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(石井 一志)
2012/3/15 16:05