クラステクノロジー、日本IBMのクラウドを活用した総合製造ソリューション


 株式会社クラステクノロジーは13日、クラウド型の総合製造ソリューション「ECObjectsクラウド・サービス」を発表した。自社の総合製造ソリューション「ECObjects」を、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)のクラウドサービス「IBM Smart Business Cloud Enterprise(SBCE)」で提供する。価格は個別見積もり。

 「ECObjects」は、エンジニアリング・チェーン・マネジメントという理論に基づいて構築・設計された総合製造ソリューション。統合化部品表を利用して、受注・試作・購買・生産の全プロセスにおいて製品情報をリアルタイムで一元管理し、見える化を実現する。また、個別受注生産や繰り返し生産といったさまざまな生産管理形態や、リアルタイムの生産管理や原価管理に対応する機能を追加できるという。

 今回提供される「ECObjectsクラウド・サービス」では、日本IBMのSBCEをクラウド基盤として活用しているため、自社内でシステムを構築せずに初期投資を抑えたい、全社展開する前に試用したい、自社の利用環境を反映させたデモ環境を準備したい、といった企業の要望に応えられるとのこと。

 さらに、英語、中国語、日本語に対応可能な「ECObjects」の特性を生かし、海外進出を展開する製造業の企業にとって現地対応が進めやすいというメリットがあるほか、必要に応じて、全世界6カ所にあるIBMのどのデータセンターを利用することも可能になっている。

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